2014年7月15日火曜日

お米の安全性について



私たちがおかわり農園で作っているお米がどのような検査をされるのか、
そして震災から今まで、お米はどのような検査を経てお店で販売されているのか調べてみました!

24年度に作られたお米への対応


① 帰還困難区域・居住制限区域・避難指示解除準備区域、そして23年度に作られたお米で500Bq(ベクレル)/kgの値が見られた地域では、作付制限されています。

作付制限とは…放射性セシウム濃度が基準値を超えない米が生産できることが検証されてない地域でお米を作ることを制限することです。
(避難指示解除準備区域など、今後1,2年程度で作付再開を目指す地域では、実証栽培を実施します。)

② 23年度に作られたお米で100Bq(ベクレル)/kg越の値が見られた地域では、全量管理・全袋検査がされています。

全量管理・全袋検査とは…出荷する農産物全てを対象として、放射線の量などを検査すること。

その他の地域では抽出検査を行いました。

抽出検査とは…一部の地域だけ検査をすること

③ さらに福島県では、県独自の上乗せ検査として、福島県全体で全袋検査を実施しました(作付制限区域を除く)

このように、24年度で作られたお米、約1千万点が検査されました。
私たちおかわり農園でも行っている「カリ肥料を撒く」などの吸収抑制対策に取り組んだことにより、基準値を超えたのはわずか84点(割合で言うと0.0008%)でした。
基準値を超えたお米は出荷されず、市場には流通されませんでした。


25年度に作られたお米への対応


25年度に作られたお米も作付制限・吸収抑制対策及び収穫後の検査を組み合わせて安全確保を図りました。

① 25年度から作付を再開する地域や24年度に作られたお米で100Bq(ベクレル)/kgを超える放射性セシウムが検出された地域では、圃場ごとに吸収抑制対策を徹底した上で、全量管理・全袋管理を実施します。

② 24年度に作られたお米で50Bq(ベクレル)/kgを超える放射性セシウムが検出された地域などでは、農家ごとに吸収抑制対策を徹底して全戸検査を実施します。

③ 上記以外の地域では、必要に応じて吸収抑制対策を行い、地域単位で検出検査を実施します。

また、福島県では、25年度作られたお米についても福島県全体で全袋検査が実施されます。

このように前年度の反省を踏まえて、より安全なお米が生産・出荷されています。

ちなみにお米は一般食品に分類されるので、基準値は100Bq/kgです。

食品群 基準値 (単位:ベクレル/kg)
一般食品 100
乳児用食品 50
牛乳 50
飲料水 10


検査を受けたお米にはスーパーなどで、このようなシールが貼られます!






























是非、お店でチェックしてみてください(*^_^*)!


参考URL
消費者庁
「食品と放射能Q&A」