この試食会は、消費者の意見を取り入れながら新品種の導入を検討するため、昭和63年より開催されてきました。しかし震災以降、福島の果物は風評被害に苦しめられています。そこで、福島産のブランドの1日でも早い復活を願い、震災以降から開催されています。
私達の他に福島りんご研究会や福島市農政部などりんごづくりに深く関係のある方が出席し、またりんごを観光客に提供する飯坂、土湯温泉観光協会の方々も参加していました。
ここでは、陽光、王林、シナノスイート、シナノゴールド、こうとく、はるか、ふじの7つの品種を食べ比べました。
先日、行われた天栄村食味コンクールのように、甘酸、香り、果汁、果肉の4つの項目から判断し、総合的な順位を個人的につけていきました。
どの品種を食べても味や食感、香りがまったく違いましたけど、すべて美味しかったので判断することが難しかったです。
その中でも、福島の主力品種である「ふじ」は、酸味が少なく甘みが強かったので、より美味しく感じました。
また、「こうとく」というりんごは小さいですが、果実のほとんどが蜜入りの状態で、柔らかな果肉と不思議な香りがし、これまで食べたことがない新しいりんごを楽しむことができました。
イベントの最後には、りんごのジュースとりんごのジェラートを試食、試飲しました。
これは、「ほおずり」を原料に「四季の里」農産加工館で加工されたそうです。
ジュースでは、本来の「ほおずり」の特徴であるさわやかな甘酸っぱさがそのままでていました。
試食することだけでなく、くだものの雑学ということで問題が出され、会場が盛り上がりました!
例えば、、、
・日本で一番果物を食べている県はどこ?(県庁所在地の比較)
正解)1位福島市、2位宇都宮、3位新潟市
さらに市町村毎の果物の内約を見てみると、福島市はももが1位で、りんご、なし、かきが上位に位置しているそうです。
・朝食には果物を食べたほうがいい?
果物は、ブドウ糖やすぐにブドウ糖に分解するショ糖を豊富に含んでいることに加え、水分やさわやかな食感を与える有機酸が多いので、仕事や勉強の集中力の向上になり、また便秘や肥満の予防にもなります。
といったような雑学を考え、教えて頂きました。
今回、りんご試食会に参加させていただき、福島の良さとりんごの魅力を再認識することができ、貴重な体験をさせていただきまた。
今度、りんごを食べる機会があった時は、もっと味や食感に気を配り、美味しく頂きたいです。
お招きいただきありがとうございました。
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