気温が35度近くまで上がる中、JAの方と数名の農家の方で松川の田んぼ付近にて水稲について勉強してきました。
主に、お米を収穫するまでにかかる病気の対策について学びました!
今回学んだ病気は3つあります。
1つに、いもち病。→7月上旬がいもち病の発生しやすい気象条件
~いもち病~・・・カビの一種のいもち菌によって引き起こされる稲の病害のこと。発病すると、菌が葉などの養分を奪って、葉や穂を枯らします。
いもち病は、その発生する部位によって呼び方が異なります。田んぼで葉に発生するいもち病は葉いもち、穂が浸された場合を穂いもちといいます。
<影響>
・葉いもち:葉が枯れ、草丈が伸びず、ひどい場合には、立ち枯れを起こしてしまいます。
・穂いもち:穂に養分がいかず、いわゆる実がならない「白穂」となって、収穫量が減少する。また、獲れたとしても品質がおちてしまいます。
<対策>
(1)葉の上の部分での葉いもち発生は穂いもち病に直結します。必ず薬剤散布をしなければなりません。
(2)育苗箱施用剤や粒剤による防除を実施した圃場でも、穂いもち防除が必要です。
薬剤名 使用時期 使用料/10a
フジワン粒剤 出穂30~10日前 3~5㎏
コラトップ粒剤5 出穂30~5日前 3~4㎏
2つに、稲こうじ病。→穂ばらみ期に雨が多いと多発する。
~稲こうじ病~・・・この病もカビの一種で、穂にしかできなく、稲にできる黒っぽい胞子の固まりのこと。一つの穂に1~10粒程度の病粒ができます。この病気は冬を越した菌核から胞子が飛び散り、穂ばらみ後期に葉鞘の隙間から雨や露と一緒に葉鞘内へしみこみ感染します。
<対策>
・出穂10日前が散布適期です。
薬剤名 使用時期 使用料/10a
モンガリット粒剤 出穂21~14日前 3~4㎏
3つに、カメムシによる被害→今年は、例年に比べると、斑点米カメムシ類の発生が多いそうです。
~カメムシ~・・・収穫量や味には影響を及びませんが、見た目に影響を与えます。
→精米しても米粒の一部や全体が変色したり(黒くなる)変形したりします。
<対策>
出穂10日前ごろまでに畦の草刈りを行います。
※出穂前の草刈りは逆にカメムシを田んぼに追い込みます。
薬剤名 使用時期 使用料/10a
スタークル粒剤 穂揃期~乳熟期 3㎏
スミチオン乳剤 出穂7~10日後
これらの病気対策から、私達のおかわり農園もやることがたくさんありそうです。
一つ一つ丁寧に
定期的に作業していきたいと思います!!
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